2014年6月12日木曜日

【出前講座】女川小学校6年生内山遺跡見学会《6月11日(水)実施》

【出前講座】の一つとして、「女川小学校6年生内山遺跡見学会」を行いました。これは、復興に伴う埋蔵文化財の発掘調査が行われている現場を会場にして、子どもたちへの学習支援ということを踏まえて実施しました。
まずは、埋蔵文化財調査の担当者が「内山遺跡」についての説明をしました。ここは、縄文人がいらなくなったものを捨てた場所だそうです。こわれた縄文土器や石器などの道具がたくさん見られました。

次に、『食べ物を貯える場所』を見学しました。直径1.5mの丸い形で、深さは1.2mあります。穴は、底の方が広くなっています。ドングリやトチの実などを貯えていたそうです。中には、溝を掘って木の実が濡れてくさらないように工夫したところもありました。

自分たちが住んでいる町にも、このような遺跡があることを知ることができました。6年生の社会科(歴史分野)の学習に広がりをもたせることができました。

ここでは、出土した『縄文人の道具』について担当者が説明をしました。女川ではとれない素材でつくられている道具が見られることから、他の地域とのつながりも読み取ることができるそうです。

紹介された道具を手にとってみる機会もありました。目や耳だけではなく、さわり心地や重さなどを感じることにより、縄文時代の生活について理解を深めることができたようです。